臨床研修プログラム
当科の臨床研修プログラムは、将来臨床現場での活躍を目的とし、泌尿器科領域を中心に研究を行っています。
入局後の日本泌尿器科学会専門医および日本透析医学会認定専門医、泌尿器腹腔鏡技術認定医、がん治療認定医の育成も見据えた内容となっています。
特色
当科での研修の主な特色として以下の3点が挙げられます。
① 多岐に渡る研修内容
② 早期の臨床現場での活躍
③ 充実した関連施設
癌治療(周術期管理,癌化学療法,緩和医療等)、良性疾患治療(前立腺肥大症,女性泌尿器科領域等)、腎不全治療(人工透析療法,腎移植等)を中心に指導医と共に個々の症例に関して深く学習し、多岐に渡る疾患を診断、管理する能力を得ることが可能です。
施設紹介
大分大学医学部附属病院(腎臓外科・泌尿器科)
主な関連施設:
国東市民病院 ¦ 別府医療センター ¦ 国家公務員共済組合連合会 新別府病院
大分県厚生連 鶴見病院 ¦ 別府中村病院 ¦ 大分赤十字病院
大分医療センター ¦ 豊後大野市民病院 ¦ 南海医療センター ¦ アルメイダ病院
大分三愛メディカルセンター ¦ 津久見市医師会立津久見中央病院
泌尿器科研修スケジュール(概要)
初期研修:選択した場合は泌尿器科領域の指導が始まります。
1~4年目(医師3~6年目):大分大学医学部附属病院および教育関連施設にて研修を行います。初期研修直後より、泌尿器科専門医取得に向け、学会所属かつ取得希望を行うことにより、医師6年目で泌尿器科専門医試験の受験資格が得られます。
※上記研修期間はもちろんその後も、希望により大学院進学は認めており、基礎研究を行うことも可能です。
泌尿器科研修スケジュール(概要図)
医局の現状
附属病院診療科名 | 腎臓外科・泌尿器科 |
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所在地 | 〒879-5593 大分県由布市挾間町医大ヶ丘1丁目1番地 |
電話(代表) | 097-549-4411 |
医局スタッフ |
■教授 : 三股 浩光 (病院長)・秦 聡孝 (診療科長) ■特任教授 : 佐藤 文憲 ■診療教授 : 安藤 忠助 (講師) ■助教 : 澁谷 忠正 (医局長)・羽田 真郎 (病棟医長) 甲斐 友喜 (外来医長)・髙橋 美香・篠原 麻由香 ■病院特任助教 : 佐藤 吉泰・岩﨑 和範 ■医員 : 安部 怜樹・鈴木 駿太郎・中島 駿佑 ■大学院生 : 佐藤 吉泰・鈴木 駿太郎 ■特任助教 : 中田 知里・濱松 典子 |
お問合わせ
当科での研修をご希望の場合は、以下のいづれかの方法にてご連絡下さい。
また研修内容の詳細をお知りになりたい場合も、可能な限りお伝えしますので気軽にご連絡下さい。
研修内容の実地見学も随時可能です。医局員一同お待ちしております。
医局長 | 澁谷 忠正 |
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TEL | 097-586-5893 |
FAX | 097-586-5899 |
hinyoki@oita-u.ac.jp |
先輩方の声
研修を終えた先輩方から頂いたメッセージを紹介します。
安部 怜樹
私は大学生時の実習で泌尿器科に興味を持つようになりました。
理由として手術はもちろんのこと、泌尿器科には内科的な要素も多く、非常にやりがいがあると感じたからです。そして研修医の時に実際に泌尿器科をローテートし、泌尿器科医になると決めました。
私は地元は大分でありますが、出身大学は他大学であり、また研修も大分大学で行っておりません。しかし地元である大分に残って仕事をしたいという気持ちから大分大学に入局したいと思っていました。そんな中、医局説明会や飲み会に誘っていただき、先生方が優しく接してくれて、非常に雰囲気のよい医局であると感じたため大分大学泌尿器科に入局することを決めました。
初期研修を修了し、4月から大分大学泌尿器科で働き始めましたが、先生方は他大学出身であることなどは関係なく優しく、時に厳しく指導してくれます。また泌尿器科の知識や技術に乏しい私に丁寧に色々と教えてくださるため、こちらとしても努力をしていかないといけないという気持ちになり、やりがいを持って仕事に取り組むことができています。まだまだ本当に何も出来ないですが、それでも非常に充実した日々を送ることができています。
また大分大学泌尿器科にはたくさんの関連病院があり、今後様々な病院で働いていくと思うので、色々な先生方と出会い、色々な知識や技術を教えてもらうことができると考えると、今からでも期待に胸が膨らんでいます。
最後になりますが早く一人目の泌尿器科医になれるよう日々精進していきます。
戸高 雅広
初めまして2016年度入局の戸高雅広と申します。
僕は学生の頃から漠然と外科系の専門科に進みたいと思っておりまして、2年間の研修もそのことを念頭に置いて過ごしておりました。そして今年の春に最終的にこの大分大学腎臓・泌尿器外科学講座に入局することとなりました。
昔から腎臓という臓器に興味があったのですが、一番の決め手となったのは教室の雰囲気でした。研修医として2ヶ月大学の泌尿器をまわった時は先生方がやさしく丁寧に色々なことを教えてくださり、この医局で働けたらいいなと思うようになりました。
また、業務内容も大小様々な手術を経験できましたし、学会にも色々とつれていっていただきました。
現在僕はこの春から大学を離れ、別府の中村病院で勤務させていただいております。
数多くの手術と透析患者様の回診、病棟業務等で忙しい毎日ですがとても充実しております。3年目になって思うことなのですが泌尿器科は手術の術式・術後管理、血液透析、感染症、排尿障害といった外科系だけでなく内科系の多岐に渡る項目があり、刺激的でやりがいのある科だなと感じております。
また執刀もやらせていただく機会もあり、研修医の頃とは違って患者さんの治療に自分も積極的に関わらせてもらっているなと日々感じております。
学生や研修医のみなさんの中には外科系か内科系か迷ってたり、両方やってみたいといった人もいるかもしれません。そのような人こそ一度泌尿器科を選択肢の一つに入れてみるのはどうでしょうか。
魅力的な先生方がたくさんおりますし、自分の医師としての人生でやりがいのある仕事にきっとなると思います。